ＢＪ
GR8EST札幌の感想を名古屋前に書いたんですが、編集しているうちに消えてしまい、書き直す気力が無くて掲載を取り消しました。
途中までのが下書きに残っていて、この時の気持ちは残しておいた方が良いなと思って、今さらながらに思い起こしてみます。
前半はほぼリアルな感想ですが、後半は時間が経ってから思い出した感想になります。
----------------------------------
札幌に行ってきました。
色んな感情があふれ出して、まとまりのない文章になっている事と、ネタバレを避けている人に配慮した文章になっていない事をご了承ください。
会場に入ってすぐに思った事は、ずいぶん見晴らしが良いなという事でした。
あの邪魔な柱が無い。
あれは音にこだわりのある、すばるくんだけの意見だったんだなと理解しました。
前にあるメインステージの両端だけに二本立っていて、正面から見る人以外は邪魔には邪魔なんだけれど、今までに比べたらひどく景色が見やすい。
でも実際の音ズレは思った以上でした。
本人たちが楽器を演奏しながらバックステージへ移動するためか、実際のリアルな音も聴こえているのに、前のスピーカーの音の方が大きく聴こえるので、違和感だらけになってしまい、ペンライト振るにもどっちに合わせる！？みたいな有様。
本人たちも歌いづらかったんじゃないかと思います。
次からどうしてくるんだろう？
最初に一曲目を聴いた瞬間、音が足りない、と思ってしまいました。
そして前方にしかあの邪魔な柱が無い所為なのか？スピーカーの音はやたら大きいのに籠って聴こえるし、すばるくんの声が足りないのをカバーしようとしているのか、みんなが思い切り声を出しているためか、マイクの音のバランスが悪いし、始まったばかりなのに全員声カスれているし。
バンドの音が彼らの音しか聞こえないような気がしていたけれど、ワイドショーで見た感じではちゃんとバックバンドが入っているようです。
座った席の場所の所為かもしれませんが、今までになく音のバランスの悪さが気になりました。
MC、亮ちゃん頑張ってました。引っ張ってくって宣言したんだもんね。
でも亮ちゃんだけじゃなく、みんな頑張ってました。
みんな、自分が頑張らなきゃって思ってるんだね。
でもやっぱり足りない、そう思いました。
みんながどれほど頑張っても、やっぱり足りないのかって、曲が進めば進むほどその思いが強くなって、Heavenly Psychoを聴いて、ダメかもしれない、と一瞬思いました。
そしてBJ。
ここで？
すばるくんの代名詞みたいな曲を敢えてすばるくん無しで？
新年会 - ∞ like と dislike ∞
私はこの歌はいつも、すばるくんと重ねて聴いていました。
引き裂いた夢から溢れ出たのはどんな嘘だったろう
その傷の全てが優しさに変わる
告げよう あの頃の僕に
すばるくんの夢は、関ジャニ∞でアイドルをやることでは無いなんて事は、すばるくんを見ている人なら誰でも気づいていたはず。
その傷の全てが、もしかしたら本当に、優しさに変わっているのだろうか？と思った事もあったけれど、やっぱり違っていたんだね。
すばるくんはそこから一生懸命目をそらして気づかないようにしていたのだろうけれど、もしかしたらBJの採録の時に、嘘で固めた夢に気づいてしまったんだろうか？
（時期的にも、退所を考え始めたのって、ちょうどその頃だよね？）
目をそらさずに見てしまったら、自分に嘘はつけないよね。
そしてすばるくんを理解している人たちなら、すばるくんに嘘をついて生きていけなんて言えやしないよね。
まさかこの曲をここで演るなんて思っていなかったから、それでなくてもこの曲のすばるくんの声や歌い方に生まれて初めて唄で涙を流した事を思い出して、それまでの数曲で我慢していた涙が一気に溢れ出してしまった。
もう、誰がどう歌っていたのか、まったく憶えていない。
ただただ泣けた。もうダメだと思った。
すばるくんが居ないことに、こんなにダメージを受けるなんて思っていなかった。
そこでヨコがマイクを持って、こんなことを言いながら前に出てきた。
「みんな、色んな感情があると思いますけど」
え？？？何？？？
「ワン！ツー！ワンツー！ きばってこーぜ！」
えー？？？
ヨコが歌ってるー！すばるのところをヨコが！マジか！
うん、でも確かにこの曲なら全然イケる！
会場の湿った空気を全部ヨコのズッコケがかっさらっていった。
すごかった。
あんなに泣いてたのに。あんな空気だったのに。
シャイな横山さんが全力で盛り上げようとしてる空気感すごすぎる。
でも丸ちゃんにばっか絡んで全然他を向けてないシャイな横山さん可愛すぎる。
あんなに泣いてたのに。曲が終わる頃には笑っていました。
すごい。関ジャニすごい。大丈夫だ。
横山さんのズッコケで、6人の関ジャニ∞でもきっと大丈夫、そう思えました。
ここまでの印象が強すぎて、その後の細かい事はもうあんまり憶えていませんが、泣いて、笑って、ものすごい感情の渦の中、彼らのリスタートに立ち会う事ができて、本当に良かったです。
すばるくんのいないBEST版のツアー、選曲をどうするのか一番心配していましたが、GR8ESTに入っていたほぼすべての曲を網羅してきました。
入ってなかった3曲は、まあちょっとしんみりしちゃうヤツとか、方向性が難しい感じかなとか。
きっとものすごく大変だっただろうと思います。
コンサート前にあった3日間の生放送では、すばるくんが居るバージョンで披露してる曲も大分被っていたし。
でも敢えて、Heavenly PsychoとBJを演る事にしたのは、すばるくんに向けてなんじゃないかと思えて仕方ありません。
4月15日以降、関ジャニ∞のどの曲を聴いても彼らの事を唄ってるように聴こえてならなかったけど、この曲はずっとすばるくんの気持ちなんじゃないかと思い続けていたから。
あの時は、結局すばるくんの引き裂いた夢からあふれ出た嘘は、優しさには変わっていなかったんだな、としか思えなかったけれど、札幌が終わって1か月が経った今、7人の引き裂いた夢から溢れ出たのはどんな嘘で、その傷の全てがいつか優しさに変わる時が来るのだろうか、なんて考えている自分がいます。
この後のコンサートにも参加させてもらいますが、このコンサートが終わる頃、彼らがどんな進化をしているのか、本当に楽しみです。
関ジャニ’ｓエイターテインメント GR8EST
7月15日（日）17：15～札幌ドーム
セットリスト（全31曲）
【OP映像】
1.応答セヨ
【挨拶】（亮ちゃん）
2.ここにしかない景色
3.NOROSHI
4.言ったじゃないか
5.なぐりガキBEAT
6.ココロ空モヨウ
7.Heavenly Psycho
8.BJ
9.ズッコケオトコ道
10.無責任ヒーロー
11.LIFE～目の前の向こうへ～
12.オモイダマ
【MC】（ヤスくん以外）
13.今
14.へそ曲がり
15.ER2
16.がむしゃら行進曲
【オーケストラ紹介】（ヒナちゃん）
17.わたし鏡
18.TORN
19.パンぱんだ
20.LOVE＆KING
【トランプマン】
21.ひびき
22.涙の答え
23.キング・オブ・男！
24.罪と夏
25.CloveR
26.前向きスクリーム！
【挨拶】（全員）
27.大阪ロマネスク
【アンコール】
28.SweetParade
29.パノラマ
30.あおっぱな
【新曲披露】
31.ここに
